八重歯などの歯並びは叢生の可能性も！？歯列矯正で歯周病予防を実現しよう

八重歯などの歯並びは叢生の可能性も！？歯列矯正で歯周病予防を実現しよう

一見するとかわいい八重歯は、歯周病リスクを高めます。
特に複数の歯が重なり合う叢生（そうせい）は、歯ブラシが歯の隙間に届きにくいため、歯周病や虫歯リスクの可能性を高めてしまいます。
放置すると歯ぐきが後退したり、歯が黒く変色して割れてししまったり、欠けた歯の突端部分で舌を怪我してしまう場合も少なくありません。
歯周病予防に最も効果的なのが歯列矯正です。
きれいな歯並びであれば歯磨きもしやすくなり、ブラシ部分が歯の隙間や歯茎にあるプラークを取り除きやすくなるので、歯周病や虫歯リスクを減らせます。
現在では八重歯や叢生、乱ぐい歯や不正咬合などであっても可能な限り歯を抜かずに歯列矯正する治療方法もあるため、気になる方は歯科医院に相談することをおすすめします。
最も効果的なのは、永久歯に生え変わる思春期前後の歯列矯正です。
お子さんの八重歯や歯並びは治療することで歯に対するコンプレックスもなくなり、健やかな人生をおくる基礎となります。

下顎前突である受け口の歯列矯正治療の方法について

下顎が上顎よりも前に出ている状態を一般的に「受け口」と呼ばれていますが、食べ物をうまくかみつぶせない咀嚼障害やうまく飲み込めない嚥下障害などの口腔内の障害に繋がります。
そのほか、口が閉じにくかったりしゃべりにくいという症状もあり、原因は主に顎の発達や舌癖、骨格性の遺伝が大きく関わっていると言われています。
口元を内側に引っ込める必要があるため、歯列矯正治療で、基本的にはワイヤーを用いて上顎歯列を前に出し、下顎施設を後ろに下げるような治療を行い、場合によっては抜歯が必要になります。
歯列矯正治療だけで改善が難しい場合は、顎の外科手術を併用した矯正治療の適用となります。
受け口は、見た目や噛み合わせだけではなく、胃腸に負担をかけたり、肩こりの原因など日常生活にも影響を与えかねないので、歯の矯正を検討されている方は、数年など長い治療期間を要するためになるべく早めに歯医者に相談されることをおすすめします。